仕事の自動化というと、複雑なシステムやプログラミングを想像しがちです。でも最初の一歩は、もっと小さくて構いません。毎週同じ場所から数字を転記する、同じ形式のメールを作る、といった「判断がほぼ要らない繰り返し」を一つだけ見つけます。
自動化候補は「頻度 × 手順の固定度」で探す
候補を探すときは、作業時間の長さだけでなく、発生頻度と手順の固定度を見ます。毎月1時間の作業より、毎日5分の定型作業の方が、合計では大きな改善になることがあります。
まずは1週間、同じ作業を始めた時刻と終わった時刻だけ記録します。作業の名前を細かく書く必要はありません。記録を見れば、自動化の候補が感覚ではなく回数で見えてきます。
- 発生回数を記録する
- 手順が固定されているか見る
- 最初は1つに絞る
手順を「入力・判断・出力」に分ける
自動化に向いているのは入力と出力です。判断が入る部分は、最初から自動化せず、人が確認する場所として残します。たとえば、表から決まった列を抜き出すのは機械に任せ、例外の確認だけを自分が行う形です。
この分け方をすると、すべてを自動化できなくても効果が出ます。作業の途中に確認ポイントを置けば、誤りが起きたときの原因も追いやすくなります。
削減できた時間を、次の改善に使う
自動化でできた時間を、すぐ別の仕事で埋めないことも大切です。浮いた15分で手順書を更新したり、ミスの原因を一つ確認したりすると、次の改善につながります。
便利なツールを増やす前に、作業の前後を見直す。これが、ツールに振り回されないための基本です。
IN SHORT
自動化の最初の成果は、派手な仕組みではなく、毎週繰り返していた一つの入力が消えること。作業を記録し、入力・判断・出力に分け、確認ポイントを残すところから始めましょう。
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